ダイレクトリクルーティングは新卒採用を目指す学生にも向いている採用方法の1つです。
ダイレクトリクルーティングは、新卒の学生たちの中でも企業が求める学歴やスキルを持った学生を探して、企業がダイレクトにアプローチをかけてくれるので、効率的にお互いの条件に合った採用を実現することができるのです。
本日は新卒採用を目指している学生に向けて、ダイレクトリクルーティングの紹介をしていきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ダイレクトリクルーティングとは?
ダイレクトリクルーティング(DR)とは、企業側にとっての採用方法の1つであり、これまで一般的だったハローワークや求人サイトに求人を出して「待つ」方法とは異なり、企業側が主体となってダイレクトに求める人材を探してアプローチをかけていく「攻め」の方法のことを言います。
このことより、オファー型採用・スカウト型採用・逆求人とも呼ばれ、アメリカではダイレクトソーシングとも呼びます。
▶▶ダイレクトリクルーティングとは?転職活動をよりよいものにできる方法のひとつ!
ダイレクトリクルーティングの具体的な方法とは?
では、具体的にどんなアプローチの方法があるのかをご紹介します。
企業側の目線で記載していますがイメージが伝われば幸いです。
・リクルートサイトのサービスを活用し、その中の人材データベースを元にスカウトメールなどを送る
・SNS(TwitterやFacebookなど)の中から優秀な人材を探して直接アプローチをかける
・企業側の採用者本人の人脈やコネを元に優秀な人材を探していく
・企業によるセミナーなどを開催し参加者と直接関われる機会を作る/他社のセミナーなどに参加して同様の機会を探す
・新卒者を探す場合は大学に出向いたり大学付近でセミナーを実施したりして求職者を探す
・新卒学生のデータベースを検索して、求める人材を探しメールなどによるダイレクトなアプローチを行う
新卒学生にとってダイレクトリクルーティングがおすすめの理由とは?
・コロナの影響で様々なオンライン化が進む中でも効率的な就職活動ができる
・自分の学科/地域/スキルなどを元に企業側が検索して条件に合えばアプローチをしてもらえる
・最初からお互いの求める条件を明確にして話が進むため採用までの過程で無駄が少なくスピーディーな採用が実現できる
新卒学生がダイレクトリクルーティングを利用するには?
ダイレクトリクルーティングを利用したいと思ったらまず何から始めたら良いのか、まとめていきます。
①ダイレクトリクルーティングを提供しているサイトに自身の情報を登録する
②企業側が求める人材を検索するため企業側からのアプローチを待つ
③アプローチ(オファーメッセージなど)があって条件が合えば承認する
④選考(面接やテストなど)を経て合否が決まる
ダイレクトリクルーティングのメリットデメリット(企業側)とは?
これまで、学生側の目線で「ダイレクトリクルーティング」というものについてお話ししてきました。
続いて、ダイレクトリクルーティングを取り入れる企業側の目線で、お話ししていきたいと思います。
メリット
1.採用コストの削減につながる
従来のリクルートサービスを利用した場合は、以下のような料金体系が一般的です。
・採用人数が多くなるほどコストは下がる
・採用の有無に関わらず一定の費用が発生する
・成功報酬が発生する(人材紹介の場合)
一方でダイレクトリクルーティングサービスを利用した場合の料金体系は以下の通りです。
・定額制or利用料+成功報酬というのが一般的
このようにダイレクトリクルーティングの場合は、従来の方法よりも採用コストの負担軽減につなげることができるのです。
2.自社が求める人材を選定した上での効率的なアプローチが可能
ダイレクトリクルーティングの場合は、自社が求める人材の条件を元に、学科や保有スキル、地域なども限定して人材を選定することができます。作業工数を減らしながら効率的な人材へのアプローチが可能となります。
3.自社が求める人材に的を絞って母集団を集められる
従来のリクルートサービスでは、企業の知名度や露出度が応募数や質に影響してしまう特徴がありましたが、ダイレクトリクルーティングサービスの場合は、自社が求める人材に直接アプローチをかけることができます。また、自社が求める人材に的を絞って母集団を集めることができるので、無駄がありません。
4.採用スキルが向上する
ダイレクトリクルーティングの効果を得るためには、自社の採用スキルの課題点や成功パターンなどを見直しながら、ノウハウを積み重ねていく必要があるため、必然的に採用スキルが向上していきます。
5.採用ミスマッチの防止に繋がる
ダイレクトリクルーティングでは、候補者に向けて直接自社の企業理念や事業内容、社風、キャリアプランなどを伝えることができるので、採用後のミスマッチを減らすことができます。また、直接アプローチをかけることによって、密なコミュニケーションを取りつつ入社意欲を高めることにもつながります。
デメリット
1.採用担当者の負担が増える
従来の方法よりも、ダイレクトリクルーティングならではの作業工数が増えます。人材の選定やアプローチ方法を検討しんがらスカウトメールを送る、個別対応など。ただし、工夫次第では今までよりも効率的なフローを生み出すことも可能です。
2.ノウハウによる効果のばらつき生じる
ダイレクトリクルーティングには、これまでとは異なる採用手法に関するノウハウが必要となります。また、その内容によって効果が出るかどうかの差が大きくなります。自社が求める人材をどのようにして獲得していくか、検証を重ねながらノウハウを積み重ねていくことが大切だといえるでしょう。
3.効果が得られるようになるには長期的な期間を要する
上記でもお話ししたとおり、ダイレクトリクルーティングは、取り入れたからといってすぐに効果を得られるものではありません。様々な検証を重ねた後に、少しずつ成果が上がっってくるものだということを念頭に置き、長期的な取り組みだという解釈が必要です。
まとめ
いかがでしょうか?ダイレクトリクルーティングは中途採用に多く用いられている方法ですが、新卒採用にもおすすめです。お互いに無駄なく効率的に条件を満たした採用ができるため、ぜひ就職活動の中で役立てていただけたらと思います。