ダイレクトリクルーティングは、エンジニアの採用にもおすすめです。
なぜダイレクトリクルーティングがエンジニアの採用におすすめかと言うと・・・
エンジニアは他の職種の求職者に比べて「企業選びにこだわりを持つ」傾向にあるからです。
そのためには、いくつかの条件を満たすような職場環境の提供が大切です。
それを踏まえてダイレクトリクルーティングにてアプローチをかけるというのが、エンジニアの採用にはとても効果的です。ぜひ参考にしてみて下さい。
他業種に比べて需要が高いエンジニアという仕事 採用状況はどんな感じ?
エンジニアが関連するIT市場というものは、年々需要が高まり大きな拡大を見せている状況です。具体的な数字でいうと、2019年の市場規模は18兆807億円で、前年比の成長比率はプラス3.4%だと予想されていたそうです。
(参考:「国内産業別 企業規模別 IT支出動向およぼ予測を発表」)
IT市場の拡大に伴いエンジニアの需要もますます高まり、システムエンジニア(自社内にてベンターコントロールを行う人)、インフラエンジニア(ビッグデータ活用の基盤を整える人)の需要も高まっているのです。
以上の状況によって、エンジニアの採用状況は「良い人材さえいれば即日でも採用したい」といった具合に、選考スケジュールはとても短くスピーディーなものになっています。
エンジニアが企業に求めることとは?
エンジニアは他の職種の求職者と比べると、企業へのこだわりが強い傾向にあります。一体どんな部分にこだわるのか?
以下にてご紹介していきます。
①成果に基づいた評価制度があるかどうか
②エンジニアの仕事が効率的に行える職場環境かどうか
③開発内容に惹かれるかどうか
①成果に基づいた評価制度があるかどうか
エンジニアは特殊なスキルや技術を持ち、更なる成長を求める傾向にあるため、その姿勢や成果がきちんと評価してもらえるのかということを重視します。年功序列で地位が変わってくるような評価制度はエンジニアにとって、魅力的には思えないでしょう。エンジニアの業務内容がしっかりと評価されるような体制を今一度見直し、エンジニアに関する知識を特に人事担当者であればきちんと身につけるように努力しましょう。
②エンジニアの仕事が効率的に行える職場環境かどうか
エンジニアは効率的に働くことを重要視する傾向にあります。よって、残業を推進したり副業禁止といった企業体制には惹かれない可能性が高いです。優秀なエンジニアを採用したいと考えるなら、リモートワークを取り入れたりするなど柔軟な働き方を積極的に行うようにしましょう。
③開発内容に惹かれるかどうか
エンジニアは企業を選ぶ時、その会社に入って伸ばしたいスキルや身につけたい新たなスキルなどが明確にあることがほとんどです。よって、その会社に入ってその明確な目標が果たせる開発内容なのかどうかはとても重要です。
とはいえ、開発内容は企業として独自のものがあるため、エンジニアに合わせて変えるというのは難しいでしょう。それでも、求人媒体に記載する内容をより具体的にするなど工夫すると良いかと思います。
エンジニアの採用に効果的なダイレクトリクルーティングとは?
ダイレクトリクルーティングとは、求職者の採用方法の一つで、これまで一般的に行われていた求人サイトへの求人記載のような「待ち」の採用方法ではなく、企業側から優秀な人材へ直接アプローチをかけるような「攻め」のスタイルの採用方法です。
特に需要が高まり良い人材の獲得が難しいエンジニアの採用には、企業側から積極的にアプローチをかけるダイレクトリクルーティングがおすすめです。より効率的にお互いの条件を満たすもの同士のマッチングが可能となります。
ダイレクトリクルーティングを利用してエンジニア採用を行う際のポイントとは?
1.ダイレクトリクルーティングの運用専任者を設ける
ダイレクトリクルーティングでは、それ用の工数が新たに発生します。そのためには、専任者をきちんと設けて効率的に運用していくことが、効果を得るためにとても大切です。
・アプローチを行う対象者の選定
・レジュメチェック
・スカウトメールを送る(文面の検討)
・各過程の分析
このように様々な作業において、担当者の力量次第で、成果の内容にも差が出てきます。
2.スカウトメールを送る相手の選定方法に気をつける
ダイレクトリクルーティングの成果を上げるためには、スカウトメールを送る相手の選定と送る際の文面が鍵をにぎります。
スカウトメールを送る相手の選定では、以下のことを気をつけましょう。
・登録している人材がアクティブな会員かどうか(休眠会員ではないこと)を優先する
・経験やスキルを絞り込みすぎないこと
アクティブ会員かどうかは、登録した時期よりも「今」動きがあるかどうかが見極める上で大切です。検索履歴の有無やログインの有無などを検索条件に設定してみるとよいでしょう。
また、様々な求人媒体において「とりあえず登録している」という人は多くいます。そのような場合、たとえ良い人材だったとしてもレジュメの内容が薄いことも考えられるため、こちら側で的をしぼりすぎないことも、良い人材の獲得には大切です。
3.スカウトメールの文面に気をつける
スカウトメールを送る相手を見定めたら、実際にメールを送っていきます。このとき、文面の内容によって返信率に大きく影響があるため、慎重に考えなければなりません。
具体的には以下の点に気をつけましょう。
・件名に採用後のメリットや送信主の名前を入れて特別感を出す
・プロジェクトの案件例を文面に記載する
・年収などの採用情報は具体的な数字で記載する
・今後のビジョンを会社説明欄に入れる
4.分析をきちんと行う
ダイレクトリクルーティングでは、長期的な取り組みで成果を上げていくことが大切なので、都度分析を行っていく必要があります。
具体的には以下の点を取りまとめていきましょう。
・スカウト対象者数
・スカウトメールの送信数
(開封率や閲覧率も可能であればチェック)
・スカウトメールの返信率
・スカウトメールの返信数(=応募数)
上記をまとめながら、課題点をあぶりだし、改善を繰り返していきましょう。
まとめ
いかがでしょうか?ダイレクトリクルーティングは需要がますます高まるエンジニアの採用にとっては、とても効果の高い採用手法の一つだということが分かりました。ぜひ導入することを検討してみてくださいね。