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鳥羽 秀子(トバ ヒデコ)
早稲田大学卒業後、ジョルジオ アルマーニ、ブリガリ、ショーメなど外資系ラグジュアリーブランドにてマーケティングを担当。マネージャーから取締役まで歴任したのち株式会社ファーストリテイリングに転職。
その後独立し、株式会社トバコンサルティングネットワーク設立、代表取締役就任。企業向けのブランディングアドバイザーとしてクライアントに貢献する一方で、ワセダ鳥羽スクール代表としてビジネススクールや英会話、受験塾の経営も行う。
■株式会社トバコンサルティングネットワーク
「マーケティング・PR」を中心とした企業のブランディング、再生・発展に貢献
■ワセダ鳥羽スクール(公式HPより)
中学生の為の高校受験塾・社会人、学生のためのTOEIC習得講座・ビジネスマンのためのマーケティング&PR講座、少数精鋭の徹底指導のワセダ鳥羽スクール
元々、「いつか独立したい」と思ってこれまでのキャリアを積んできました。
アメリカで教育を受けた経験や、「これからはグローバルな社会になって、あなたの時代はみんなキャリアを追求して自分のやりたいことをやるはず。そのために転職してもいいし、早く独立した方がいい」と子供の頃から両親にかけられていた言葉が自分の潜在意識というかベースになっていたと思います。
数々の会社を経験する中で、「これからは自分の培った経験や知識を世の中の人に伝えて還元することで人の役に立ちたい。これから活躍する人たちの力になりたい」という強い思いから独立を決意しました。
私はこれまでの自分のキャリアを、会社やブランドの頭文字を取って「ABCF」と呼んでいます。
「ABC」の時代は、当時は小さかったそれぞれの会社をいかに大きくしていくかということが使命で、情熱を燃やしていました。
ただ、「ABC」はすべて「ラグジュアリーブランド」と言われる業界だったので、「鳥羽さんといえばラグジュアリーブランド」という一面的な見方をされていました。
私は学生時代から勉強してきたマーケティングを武器にしていたので、「ラグジュアリーブランドの〜」と、それだけを言われるのは嫌だと感じていました。
そしたらご縁があってファーストリテイリングさんから声がかかったので「あ、今だな」と思って転職しました。
ファーストリテイリングさんでは、主に輸入品を担当していました。
「まずは世の中のインフラを作りたい」という柳井さんの考えのもと、安価で手に入れやすい価格帯の商品を担当することが多かったので「ラグジュアリーブランド+日常生活に密着したもの」双方のマーケティングをキャリアとして経験できて、「自分の知識や経験を世の中の人に伝え、還元することで役立ちたい」という最終的な目標を叶えるきっかけにもなりました。
もちろんどこの会社でも大変なことや苦労がいっぱいあって、そこで学んだことや経験したことを基に「あ、ここで独立しよう」と思ったのが6、7年前のタイミングでした。
独立して良かったことは、生徒にマーケティングなどを教えていく中で、「この間先生に教わったことがすごく役に立って、こんなことができたんですよ」とか「会社で昇進しました」「取締役に就任しました」とか、色々な報告してくれる人たちがいっぱいいて、それによって「生きててよかった」と生きがいを感じる瞬間ですかね。生徒のみんなからのフィードバックをもらえることが今の私の楽しみです。
苦労したことは時間の使い方です。会社員時代は自分の会社のことだけを考えていればよかったのですが、独立後は複数のクライアントに貢献していくことが自分の仕事。あれもこれも考え出すと本当に時間が足りなくて、時には午前2時とか3時とか、ちょっと明るくなってきたなと思う時間まで仕事をして、やっと眠れることが多く睡眠の時間も限られていました。
この会社にとっては今何が大事で、こちらの会社にとってはこのタイミングで何が大事なんだろうということにフォーカスして、そこで適切なアドバイスやサポートをしていく。次第にそのメリハリのつけ方や見分け方が上手くなってきたことでタイムマネジメントも向上していきました。
これからの挑戦は「どれだけ世の中の役に立つ人材を育て、輩出できるか」ということですね。
優秀な経営者の方から、これから伸びていく社員の皆さんまで様々なクライアントを担当させていただいてるのですが、そういった方たちがこれから社会で活躍してくれること、また、そういう人を増やすことが私の目標です。
日本の教育は「何でもできることが一番いい」と言われていた時代がありましたが、他の国は「他人と比べて何が突出しているかが一番大切だ」と言われています。
これから更にグローバル化していく世の中の流れで、日本人は専門的なスキルを伸ばして磨いていくことが大切だと思うんですよね。
一つの会社でも複数の会社でも、そこでのキャリアが終わって、何も組織というものを背負わなくなった時に「自分はこれが好き」「やっぱり自分はこれが得意」というものがその人を生かしていくというか。そういう自分の中の得意なものを専門的に磨いておく。それがいつの時代にも大切なんじゃないかと思いますね。
背中を追いかけている大学時代の先輩が沢山いるのですが、そういう方達もやっぱり自分の得意なことを持っていて、それを伸ばしてきたっていうことが大きいです。
私も先輩方を見習って自分の得意分野を磨いているというか、歳を取っても自分を磨きながらチャレンジを続けています。そういうチャレンジ精神って幾つになっても大事だなと思います。
脳科学の専門家じゃないので表面的な知識かもしれないのですが、歳を重ねて認知症やアルツハイマーになる方もいる一方で、人間の頭脳って何歳になっても健康であれば、脳細胞の活動は実は年を取らないそうです。
例えば、80歳になって収監され牢屋に入っても新たにロシア語を勉強してロシア語マスターした人もいるくらい脳細胞って別に年を取らないんですよね実は。「私は歳をとったからもう頭は使えない」なんて思っているほど脳細胞がどんどん死んでいくと言われています。
「何かをしたい、人の役に立ちたい」という気持ちがあればいつまでも脳細胞は活発化していくそうなので、私もずっと活性化していきたいと思っています。人生に終わりはないですし、常にチャレンジだと思っています。